【そしてJ1へ】

2000/11/19

こうも自分の心臓の高鳴りが判るのかと思いました。そしてそこにいる群集の鼓動までが判るかのようでした。大分は1−0で大宮を下した。しかし浦和は延長戦に突入。Vゴールで勝たない限り、約束の地J1へはかえれない。その気持ちが土橋にとどいた。ゴール右隅にすっぽりと吸い込まれたボール。すべては歓喜に変った。
長く辛い44節は最終戦までもつれ込んだ。浦和が勝てば文句なし、もし負けたり引き分けで、さらに大分が勝てば大分。勝ち点差2はそんな微妙なバランスのうえに成り立っていた。去年J1の最終節をスタンドで見ていた記憶もよみがえる。今日は自宅でTV観戦だが気持ちは限りなく駒場にあった。ぎくしゃくした試合のまま後半へ。後半早々1点をあげたが、まもなく同点に追いつかれる。なんかヤバい雰囲気だった。そして迎えるピンチ、相手にPKを与えてしまった。本人はレッドカード、即退場。重苦しい雰囲気。ただ天は見捨てていなかった。蹴ったボールはバーを直撃、折り返しは上へ。一人減った選手の代わりにバーが一度だけ助けてくれた。試合内容は一人抜けた浦和は苦戦していた。攻めきれず、なんとか守り、ロスタイムも終わる。そのころ大分は勝ちを決め浦和の行くえを待っていた。後半岡野の投入でゴール前が賑やかになっていった。そうだそうだ!みんなの気持ちが前へ出ていった。そして苦しみから開放されたのだった。2−1で。大分はまたしても勝ち点1で昇格を逃した。浦和はかろうじて昇格となった。長い試合だった・・・。
試合内容や、フロント、監督の問題とまだまだ山積みで来年十分に戦えるのか不安が多い。でも、今日は素直に喜んで来年に希望を持ちたい!
「やったー!!」



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