結局バブルが弾けた?! |
1998/09/27
’80洋楽の象徴って何だったのでしょうか。やっぱり音楽シーン以外にも多大な影響をMTVでしょうか。それともニューウェーブ、ブリテッシュロックなどの台頭。またBand
AidやUSA for Africa等による大規模なチャリティーの定着。などいろいろとあると思います。その辺の詳細は専門の先生方(時代劇の用心棒じゃないぞ)にまかせるとして、私の感じたことはつきなみですが「バブル」というのが一つありますね。MTVによって活性化、というか膨らんだ音楽市場、伸びたわけで膨らんだものは限度を越えれば破裂します。そう、破裂したと思いますよ、経済に先がけて。絶大な宣伝効果の影響力を考え、また流行ということでピンからキリまでのプロモーションビデオが作られ連日放映されました。そしていつの間にか、当然というべきか曲よりもそのプロモーションビデオの出来具合がヒットに多大な影響を与えたと思います。音楽だけ聴いても可もなく不可もなくといった曲も、プロモーションビデオによって名曲になってしまう現象になります。まぁ、当然万人がそう思うわけではありません。それより、TVなどのメディアにより広く知られるようになったという功績の方が重要でしょうね。ただ、あのVideo
killed a radio star 状態になりつつあったのでしょうね(個人的にラジオは不滅だと思いますが)。そういう意味で、音楽性よりもヴィジュアル面で話題になるケース多かったと思います。絶頂期のMTVは終日プロモーションビデオがかかっていたとかいないとか。その後、コスト面などの観点からでしょうか、プロモーションビデオの数はしだいに減ってゆきました。なにはともあれ文化・スタイルの一つを作り上げたのは偉大な事です。 もう一つ思うのは、シングルからアルバム志向になったと思うのです。当然アーティストによっては、Always our albums are cool and greaat, before we were born. haha. と一笑されてしまうかもしれません(文章あってるかな?)。シングルカット用の曲は素晴らしいけど、他の曲が捨て曲的とか、バランス的にアルバムにあわないとか多かった気がします。ですけれど、その後はアルバム全体としての完成度が高くなってきたと感じます。とは言えども、シングルカットの曲が悪くなったのではありませんので。ある意味では全体的にサウンド面の向上になったのかな? 先にも触れましたが、チャリティー系団体音楽活動の定着。つまりBAND AID, USA forAffrica, Hearin' Aid, Bnad for Affricaを始めレゲー系からH&Mまで幅広くチャリティーが浸透したと思います。個人的にHearing' And "We are Starts"は好きでした。なにより豪華で、ある種いいかげんで、まるっきりDIOでした。まぁ、どんな形にしてもこれもまたその後の音楽文化の一つになったのかなと思います。これらもUSAの底力なのでしょうかそれとも膨らんだだけ?弾けただけ? そんな弾けたUSAも今や着実に経済が復興してきています。また、現在の日本はMTVで膨らんでいる状態の頃にちかいのかなと思う事があります。ということはあと10年くらいすれば景気も回復するのでしょうか。いや、それは困りますね。こんな適当な推測は当たらなくて幸せです、いい方向であればね。 |