洋楽との出会い |
1998/09/13
1980-82にかけて私はまだ洋楽を聴いていませんでした。当時まだ小学生、やっと中学入学といった時期でした。せいぜい歌謡曲を聴いたり、ベストテンを見たりしていました。ところがある頃を境に歌謡曲は全く聴かなくなり、洋楽に傾倒しました。正直なとこ明確なきっかけがあったわけではないのです。「これは!!」という衝撃を受けて聴きはじめたわけではなかったのです。いつの間にやら、だんたんと・・・。 当時中学2年生(1983)、自分のラジカセでいろいろな番組を聞くようになりました。AMの深夜放送を聴いたり(実はたいてい途中で眠ってしまう)、わけもわからずFENを聴いてみたり。やっとFM放送の面白さを知り、雑誌を買ってはそれをもとにエアチェック(もう死語)をして自分のテープを作るという習慣が身につきはじめました。最初はFM FANを、そのうちにカラーで見やすくちょっと安いFM stationを購読するようになりました。当時はまだNHK FMとFM東京しかなかったんですよね。2週間分の番組表を見てはいつどの番組でどのアーティストのどの曲をやるのか、とマーカーでチェックしては聴いていました。また、雑誌にあるヒットチャートをもとに売れている曲やそのアーティストの曲を集中的に調べたりと隅々まで堪能したものです。古き良き時代とでも申しましょうか。中学でクラスの洋楽を聞く友人とあれがいいこれがいいと話に華が咲いたものです。当時はFMレコパル派が多かったですね。友人に洋楽や洋画に目ざとい奴がいた影響は大きかったですね。一人だけだと世界が決まってしまいますが、友人との情報交換で自然とジャンルの幅が広がっていったと思います。 そしてもう一つ大きな影響といえばやはりMTV、というかそれに伴うプロモーションビデオですね。当時はなんといっても「ベストヒットUSA」「東京ロックTV」「Sony Music TV」などなどプロモーションビデオを放送する番組が毎日ありましたので自然と接する機会が増え、その影響を受けるという生活でした。なかには堂々と19:00からのゴールデンタイムに放送していたものもありました(番組名忘れました)。その頃はCDは出ていますがまだアナログ盤のほうが普及していました。考えてみればアナログバンをLPとか単にレコードと呼んでました。たしかCDは3,200円くらいでアナログ盤は2,800円くらいが相場だったような気がします。いつの間にかCDのほうが安くなり、アナログバンはほとんど無くなってしまいました。これも’80の象徴ではないでしょうか。個人的にはアナログ盤の衰退とともにMTV系の衰退があるような気がしてなりません。 |