| 1999/01/31 東京ドーム 1999/02/01 東京ドーム |
| HUMAN NATUREのステージが終わってからの15分間が、妙に長くも短くも感じた気がします。しだいに高まってくる気持ちと、思ったほどざわついていない客席。つい前回の来日公演を思い出します。あの日本武道館の公演から約2年ぶりに来日してくれたのです。前回のステージとは違ったどのようなステージを見せてくれるのだろうか。と、中央のステージを眺めながら物思いにふけっていました。すると映画「TAITAIC」を意識した(まま?)イントロとともにステージが動きだしました。そうして、
Let's Talk About Love の曲とともに中央から
Celine Dion が登場しました。観客は完全な興奮状態です。とうぜん私もその一人として。語りかけるように、囁くようにやさしく
Let's Talk About Love を歌う Celine Dion。「あぁ、待ちに待った時がやって来た」という思いでいっぱいになります。この曲の終盤は子供たちによるかわいらしいコーラスが入るわけですが、やってくれました。ステージの中央の彼女を囲んで輪になった子供たち。優しく見つめて歌う
Celine Dion。じーんとしてしまう瞬間です。子供たちもどこかの合唱団系のようで、非常に上手に英語を歌っていました(日本人のお子様達です)。曲が終わり感動の拍手のなか子供たちはステージを離れます。Celine
Dionは腰の巻き物(笑)をとり動きだします。Declaration
Of Loveです。このステージは実はハート型になっていて、セットの上部には4方向に大型スクリーン、下には小型スクリーンがいくつかあるという構成です。アップテンポで会場が沸いてきた次の曲は
Because You Loved Me です。曲が始まるとドームは歓声でいっぱいになります。きっと映画「アンカーウーマン」へ想いを重ねながら聴いているのではないでしょうか。映画に恵まれた彼女?
Celine Dion に恵まれた映画の真骨頂ではないでしょうか。そして、アルバム
Let's Talk About Love の一曲め The Reason
が歌われます。コンサート独特の微妙に変えてあるドラミングのアレンジが私の耳をひきました。アルバムのままでなく、そのステージに合ったアレンジになるところが生きているコンサートの証しだなぁと感じずにはいられません。彼女が曲の合間のMCで見せる笑顔が会場を暖かくしています。そとは真冬で寒いですけどね。そしてドラマテックな
It's All Coming Back To Me Now (アルバム
Falling Into Youより)が始まります。非常に多くの感情を含んだように感じる壮大な曲です。会場は感動に包まれます。そして彼女は「幸せ」をいろいろと話してくれます。バーブラ、ババロッティー、ビジーズなどとの共演の事や家族の事など。そして「あなたの場所よ!」葉加瀬太郎氏を呼びます。彼の登場によって観客はもう次の曲を待ちきれなくなります。彼のコメントが
"We Love you, Celine." で締めくくられると大きな拍手とともにあの曲が始まります。そう、日本で生まれで、大ヒットとなった
To Love You More です。もともと非常にいい雰囲気で盛り上がっている会場ですが、ついに爆発(笑)といった大興奮状態です。ステージ中央で行われる
Celine Dion の声と葉加瀬太郎のバイオリンとの掛け合い。ステージの生きている雰囲気そのままに包まれます。曲が終わり大歓声のなか彼はステージを離れます。そして
Treat Like A Lady が始まります。時折スクリーンにダイアナ・キングが映しだされるのが印象的です。会場では踊りだす人たちも少なくありません。そして中央にほとんど正座状態で
Tell Him を歌います。非常に感情が入っている彼女の姿がスクリーンに映しだされます。印象的です。この曲はバーバラ・ストライサンドとのデュエットですが。なんとスクリーンには彼女の姿と重ねあわせ映し出されます。「なるほど!さすがに本人これないしなぁ」と感心というかちょっと寂しいですが。どことなく
Celine Dion も寂しそうに見えてしまします。一緒にいれば肩寄せ合って歌うことでしょうね。感情は静かに浸っています。Thank
You Barbraと曲を結びます。次はお約束?のフランス語の曲です。ということは最新のフレンチアルバムから?と思いましたが、
Pour Que Tu M'Aimes Encore でした。定番ということですね。英語曲とフランス語曲はいつも雰囲気が違うのですが、やはりそうでした。うまくいえませんが自然というか英語曲ほど大きな感情の起伏でないということでしょうか。日本人が歌う英語曲ほどでないにしても、似たようなところがあるのではないかと思います。そして次はお待ちかねの
The Power Of Love です。これを聴きたかったという人は
Celine Dion のファンでも古株かもしれませんね(笑)。私もその一派ですが。いつ聴いても生での歌にはかなわないなぁと実感します、いいですよねぇ。さてさて、演奏者たちを含めて中央にあつまります。これからアコースティックの曲を演奏といことです。
Celine Dion が悩んだ末決めたであろうポピュラーな曲です。The
First TIme Ever I Saw Your Face を最初に、そして
Beatls の Because を歌います。そして以外と思うクラプトンの
Tears In Heaven と続きます。会場もそのアコースティック独特の雰囲気に染まります。そして
All The Way で感動にあふれています。そして今度は日本語の歌を歌うということで、前回の来日にも披露された「私」を歌います「今私は幸せよ・・・」と上手な日本語の歌を披露します。2/1の公演では少々これが始まるのにまわりが手間取りはにかみ笑う
Celine Dion をみてまわりの女性たちから「かわいい!」とわきます。やっぱり男女を問わず愛されているなぁと思う瞬間です。例の如くMCで日本語の単語を披露したのですが、あいかわらず上手だなぁと思います。歌がうまい人は耳もいいといいますからね、納得です。単語もあいかわらず「とろ、うに、わさび」などの寿司ねたや「どぞー、あーそうですか」などのお店用語までと、会場は暖かい笑いにつつまれます。その上手な日本語歌を歌うともう会場は拍手の渦です。エンターテイナーだなと感じますよね。さて、アコースティックは一段落し、
Love Can Move Mountain で会場はアップテンポに、人々は総立ちになり、踊り出す人も多いです。かなりいい感じに盛り上がっています。そして
Celine Dion は衣装を変えるためにこっそり消えます。その間男性バッキング・ヴォーカルのグレゴリーが会場を煽ります。その盛り上がった雰囲気の中しばらくして白い衣装で
Celine Dion が現れます。まるでサタデーナイトフィーバーのような姿で。というよりままでしたが(笑)。曲はもちろん
Staying Alive です。ミラーボールは出てくるわで、彼女が言うとおり巨大なディスコ(ただし'70sかな)になります。その世代と思われる方々は踊り出します。
Celine Dion 自身もけっこう踊ります。さらに曲が
You Should Be Dancing に移り変わるとダンス一色です。もう会場の歓声と興奮はやみません。さて、Staying
といえばビージーズです。ということは、そうあの曲です。スクリーンにはビージーズの3人が映しだされます。そして
Immortality が始まります。空の雲とビージーズも重なってスクリーンを彩ります。一種幻想的な雰囲気に包まれたような気がしました。自分もあの雲の中にいるのかなぁ、と。曲が終わり
Celine Dion は「ありがとー、さよならー」と手をふって応え、そしてステージから来えます。知らない人は「あれ、おわっちゃうの?あの曲は?」と会場の一部が不安に包まれます。口には出さないけれど「大丈夫ですよ」とつぶやきます。そのざわめきの中スクリーンには映画「TAITANIC」のダイジェストシーンが映し出されます。もう会場は待ってましたとばかりの大歓声!みんなが待っています。そうお約束の曲です。あのイントロのメロディーの中真っ赤なドレスの
Cline Dion が現れます。少々船を意識したステージで歌います。感情いっぱいこもった彼女の姿がスクリーンに映しだされ、歌に包まれます。放心状態とでも言いましょうか。涙ぐんでいる観客もいるようです。そうですよねぇ。最後までじっくりと歌い込む
Celine Dion。曲が終わるともうはちきれんばかりの拍手。彼女は笑顔であちこちの観客に応えます。そしてバックの共演者たち、彼女風に言うと「家族」は観客にあいさつして回ります。そしてステージを去ります。しかも客席を通り。道筋の観客はもうパニックになっています。気さくに握手などに応えてまわり、なかなか退場できません。できるだけ多くのファンに応えるという彼女の姿勢をスクリーンで観客が見守っています。「うらやましい!いいよねっ!」って。ステージの大小に関係ないその姿勢が素晴らしいと感動します。そして最後にもう一度観客に応えてステージをあとにします。じーんと余韻がのこります。そしてどことなく寂しさも。「また来てくれるよね」と。 余談 今回の2公演、1/31は一階席、2/1はアリーナで観る事ができました。1/31は当初マイクというか音響がいまいちで、歌声が割れていて悲しかったですが、あとで復旧したようです。あの声を拾うのは大変だろうなぁと思いながらも、ホールでアカペラでやってほしいなぁとも思いました。また、2/1の隣のカップルの観客は中盤でやってきて、My Heart Will Go On を聴かずに去っていきました。何だったのでしょう。止めるまもなく消えていきました。きっとすでに歌ってしまったと思ったのでしょうね。たしかにあの曲だけ聴きに来たという人が少なくないだろうなと思います。でも、今回のコンサートをきっかけに他の曲も聞き込んでほしいなと思いますね。コンサートでは他にやってほしい曲も多かったけど、あれで満足です。たぶん思った曲全部やったらそれはそれで不満でしょうからね。また、今回初めてオフ会ということで Celine Dion のファンの皆様と会えた事は非常にうれしい出来事でした。さて休業説が真っ只中ですが、どうせですからじっくり休んで再び素晴らしい歌を聴かせて欲しいと思ってやみません。 |