いんでっくす


はじめに

1998/08/14

とりあえず始めにということで。しばーーーらく工事中の上まださらに本題がないので悲しい次第です。
さて、歴史を好きな方々も多ければそれに比例するように嫌いなかたが多いなとおもいまうす。でも思うんです、嫌いな人は「歴史の勉強が嫌い」だと。単純に「昔の出来事」とか「だれだれの一生、生きざま」とかは嫌いじゃないと思います。また、歴史好きの人に関しても「やっぱり戦国時代だ!」、「いやいや中世ヨーロッパ」、「なにくそ古代エジプト」、「王道は三国志」、「絶対に春秋戦国」などなど好みがばらばらなのが面白いところです。不思議と「安定した時代」は人気がないですね。そんな私も「春秋戦国時代、三国晋時代、日本の戦国時代」などの話は大好きです。やはり比い稀なる人物の排出、生きざまが魅力でしょうか。ま、歴史といえば当然血生臭い「生きる死ぬ」の世界なのでちょつと哀しみもありますね。とうぜん物語ではないので哀しい記録もおおく残っています。でも、そんななかに人の心を引きつけるような生きざまや繰り返してはならない教えなど数多く学ぶものがあります。ここでは自分でかんじたそれらについて記していきたいと思います。多くは好みの影響で「中国でjは春秋戦国、三国、五胡十六国、五代十国、モンゴルおよび元朝。日本では戦国時代」あた りがメインになりと予想されます。ま、とりあえず。


最近読んだ歴史関連図書 - 小説 -

1998/09/27

ここ1月程度に3作品(7冊)ほど小説を読みましたのでご紹介します。
まず、「耶律楚材」を読みました。彼はモンゴル王朝、あのチンギス汗に仕えた歴史なお残す屈指の宰相です。出身は金に滅ぼされた遼の王族の血筋だそうです。あのモンゴル帝国の三代に仕え狂暴騎馬民族を世界最大の国家へと作り替えました。もともと歴史人物としてはそれなりに知っていましたが、小説として読んだのは初めてです。以前は軍師としての人物かと思っていましたが、政治能力の高い宰相というほうが適切のようですね。それは諸葛亮とほうとう(漢字が見つからない・・・)の違い的かな?諸葛亮はどちらかというと軍事より政務が得意、後者は軍事むき。まぁ、小説ということもありますが、よくぞあの集団を国家的レベルまでにしたと思います。彼がいなければ大汗が死ぬたびに戦乱が巻き起こったそいう世界に即戻ってしまったでしょうね。なかなか壮大でお薦めです。
次は「介子推」です。時は春秋、のちの覇者晋の文公に仕えた好漢です。重耳に仕え流浪の苦労をしつつ、君主を目立つことなく助けていった名臣です。かれの中国での人気はすさまじく、神と崇められ、お祭りがあるくらいです。人物的には知性派・武闘派というより自分の信義をよく貫いた人物というとこでしょうか。ちなみに、もし読むなら先に「重耳」を読むことをお薦めします。その方がよく情景が分かります。
そして「晏子」を読みました。これは春秋、斉の国の晏弱・晏嬰という親子を描いた小説です。特に晏嬰は同じく斉の管仲とも並び称されるくらいの名臣です。お話しとしては父晏弱のほうが明るく楽しい感じになっています。晏嬰のほうが苦労面がでているような気がしますがテンポよく読み切れます。晏嬰の楚との外交のやりとりなどはなかなか面白かったですね。さすがに「管仲・桓公」ほどのはなやかさはないですが、十分に堪能できると思います。

てな風にご紹介しましたが、「マイナー」と言われそうですが「メジャー」はみんな読んでるでしょ。それに決してマイナーじゃないですよ。


日本の戦国時代の人々

1999/10/24

少し前まで取り憑かれたかのように日本の戦国時代の人物の小説を読み漁りました。やはり有名どころの織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、毛利元就など・・・・などは読んでいるのでそれ以外の線を責めてみました。
徳川家康の忍びにして情報収集の達人「服部半蔵」、戦国時代の幕をあけた後北条の祖「北条早雲」、おなじく乱世の申し子「尼子経久」、元総理大臣の祖先に当たる文化人的武人「細川幽斎」、六文銭の旗印戦国有数の切れ者「真田昌幸」、その生涯の戦に負け無しの武人「本多平八郎忠勝」、秀吉を天下人にする礎を気づいた参謀「竹中半兵衛」といったところです。特に北条早雲と尼子経久は戦国時代の先がけであり、印象的です。また、戦国時代初期のせいか軍勢の桁が少ないのがなんとなくいいですね。本多忠勝や服部半蔵はけっこうすかっとしていて痛快なところが多くていいですね。細川藤孝や真田昌幸などは強弱の間を動くさまなどの身の施しかたなどが印象的です。竹中半兵衛はもう少し生きてくれれば・・・と思わせる人物ですね。それぞれどんな人物なのかという知識はありますが、小説として読むとまた違った味わいがあり面白いですね。個人的にはあまりマイナー過ぎる人物の小説はお薦めしませんが、この辺は十分有名なのでお薦めできます。


日本の戦国時代の人々2

2000/04/23

また例の如く歴史小説を読み漁りました。まず「張良」です。彼は漢の高祖劉邦に天下を取らせた一人です。帷幄においてはかり後をとめぐらす軍師という役です。軍師系ではxxの子房(張良の字)という例えが使われるくらい有名です。話の内容はどうしても劉邦とかぶりますが、視点がちがってそこそこ楽しめますよ。
そしてその後は怒濤の戦国時代特集!「吉川元春」「本多正信」「伊井直政」「前田利家」「丹羽長秀」そして今「羽柴秀長」を読んでいます。これらを立て続けに読んだので本の数だけ本能寺の変があります。吉川元春は毛利元就の次男で吉川家に養子に行き、毛利両川体制の片側を担い元就、隆元、輝元を補佐しました。本多正信と伊井直政は徳川家康の家臣として有名ですが、本多正信は息子の正純と共に調略などを得意としています。本多正信は武田家遺臣を多く従え伊井の赤備えといわれ有名です。前田利家と丹羽長秀は織田信長の家臣です。特に前田利家は加賀百万石の祖として有名ですね。こういった小説もNHK大河ドラマ「葵徳川三代」の影響か、豊富にあって嬉しいですね。個人的には伊井直政あたりがお薦めですね。興味のあるかたはどうぞ。


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