先日の夕方、家には甥姪のちびっこドモ4人と私の兄弟がいました。近所に蛍がいるとかいないとかということで、これから確かめにいくというのです。そういえば蛍なんて見なくなったとしみじみ思いました。なんせうちは田舎です。幼少のころは蛍は別に珍しくも何ともなかったのです。ところがいつの日からか蛍を見ることはなくなりました。もし、もしいるならもう一度みたいと思い子守り手伝いといこつでついていきました。車で1分(十分に歩ける距離、500mくらいかな?)いってみました。さすがに真っ暗で街灯もなし。車を降りて目的地を歩いてみました。甥姪たちは網を持ってきています(準備OK)、私はちゃっかりデジカメ(撮影準備OK)を。夜風はさらさらと緑のススキを泳ぎます。ここで蛍がふあっと飛んでくれば言うことありません。しかしそううまくは行きませんでした。考えてみれば蛍がいた頃はここまで車で来るのは不可能でした。自転車で来るにも躊躇したのを思い出しました。蛍もいなくなるわけです。人間にとってのちょっとした便利がちょっとした環境の変化になり、蛍には多大な生活環境変化を与えているのでしょう。蛍を探していなかったことよりも、蛍を探 すように探すような環境になってしまったのがとても哀しかったです。「つまんないのー」と言いながら家にもどるのでした。何年か先になってもいつかここにも蛍が帰ってくるといいのですが。ちょっと考えさせられた夜でした。しかしちゃっかり蚊にさされてきました。彼らには環境の変化がないのでしょうか?少しは蛍を見習うか、その生命力を蛍にあげてほしいとこです。差されたところがかき潰され血が光っています、かゆい。